<がんの転移>
脊柱には、血管が多く通っているため、がんの転移が起こることもあります。
がんが進行し、当初発生したところ以外にもがんが移ることを転移といいます。
脊柱は、肺や乳房などにできたがんが転移することが多く、首の痛みからがんが見つかることもあります。
頚椎にがんが転移しても、初期にはほとんど症状がありません。
しかし、だんだんと骨がもろくなり、頚椎に小さな骨折が起こるようになります。
それをきっかけに痛みが生じ、痛みが増してきます。
がんが大きくなると、神経が圧迫され、手足のしびれもあらわれます。
<感染症>
肺炎や扁桃腺などの病気なると、その原因となる細菌などが頚椎にも感染して、もとの病気が治ってしばらくしてから、首の痛みや発熱が生じることがあります。
感染症を起こした場合は、抗菌薬で治療します。
重症になると手術を行います。
<骨折>
頚椎を骨折する原因の多くは、怪我などの外傷です。
骨折が疑われるときは、首や体が動かないように固定して、直ちに救急車で搬送してもらい、治療してもらうことが必要です。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)によって頚椎を骨折することは、ほとんどありません。